トラックは輸送という重要な作業を1日24時間こなさなくてはなりません。それには信頼できるトラックであることが必要です。信頼性とはトラックの品質を計る尺度といえます。そして、信頼性とはすなわち稼動時間のことです。

品質についてのこのような考え方は、ボルボ・トラックの製造過程、つまり道具の不要な予防点検から継続的に使用している材料のテストまで、さらにはディーラーでのテストからグローバルな部品調達に至るまで、ボルボの基本理念の1つになっています。 これは、設計、エンジニアリング、材料、製造、販売、そしてアフターサービスまで、開発に関わる全体の品質を高めてこそ達成されるものです。
これが最後にはトラックへの信頼性となって表れます。

お客様自身の利益や数年後のトラックの再販価値がこれを証明することになるでしょう。

安全性とは、万一のときにドライバーを保護することだと考える人は多いでしょう。しかしそれは、ボルボが考える安全性の一部にすぎません。もちろん、ボルボ・トラックの安全性は研究所やテストコース、または公道で、最新の注意を払って継続的にテストされています。

しかし、ボルボ トラックが安全性の追求において常にリーダー的存在を維持してこられたのは、長年にわたって革新的な安全設計や技術開発をしてきたからだけではありません。安全性に対する概念を進化させ、個人、家族、そしてビジネス価値など、さまざまな方面からみた安全性を含め、考え方を広げたからです。

ボルボ・トラックにとって安全性とは、全ての人々、私たち自身、そしてあなたについて考えることです。ボルボの創立者たちの車づくりの原点は「車は人を運ぶものであり、そして人が運転するものである。よって、安全性はすべての設計の基本原則であり、またそうでなくてはならない」というもの。
実際にボルボ・トラックを設計する際には、まず「事故の防止（アクティブ・セーフティ）」と「けがの軽減（パッシブ・セーフティ）」という2つの重要な観点から始めます。

お客様が最終的に望むことは、効率的な輸送業務を行うということではないでしょうか。そのようなお客様のニーズに応えるために、ボルボは車両の開発においてドライバーの生産性を向上させることを最も重視しています。